錦織 対策完璧 苦い思い出の相手に「いいテニスをさせないように」

[ 2016年5月25日 20:20 ]

バックハンドでリターンを放つ錦織(AP)

全仏オープンテニス第4日・男子シングルス2回戦 錦織圭―アンドレイ・クズネツォフ

(5月25日 パリ・ローランギャロス)
 ストレート勝ちで2年連続の3回戦進出を決めた世界ランキング6位で第5シードの錦織圭(26=日清食品)は試合後、表情に余裕を漂わせた。

 「出だしで先にブレークされたが、落ち着いてプレーできた。最初、彼の早いペースにあわせすぎていたが、徐々にペースを変えたり、いいテニスができていた」と振り返った。同40位のアンドレイ・クズネツォフ(25=ロシア)に第1セットの第3ゲームで先にブレークを許したものの、第6ゲームの0―30から4連続ポイントでブレークバックに成功。結局、1―3で迎えた第5ゲームから5ゲーム連取で6―3で第1セットを取った。

 クズネツォフとは10年に1度対戦しているが、その時は錦織が途中棄権している。この日が6年ぶりの対戦だったが、対策も十分で「いつも以上に高いボールをまぜたり、なるべくタイミングをずらすように意識していた。彼にいいテニスをさせないようにできたと思う」と自信を漂わせる。

 3回戦の相手はフェルナンド・ベルダスコ(スペイン)に決定。「いいテニスができてる。次の試合も頑張りたい」と先を見据えた。

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