ロシア14選手が陽性と発表 陸上違反者はリオ五輪禁止

[ 2016年5月25日 08:28 ]

 ロシア・オリンピック委員会は24日、2008年北京五輪のドーピング再検査で、国際オリンピック委員会(IOC)からロシア選手の3競技14人が陽性反応を示したと通知を受けたと発表した。組織的なドーピングが発覚して資格停止中のロシア陸連は過去に違反が判明した選手のリオデジャネイロ五輪出場を禁止する声明を出した。

 タス通信などによると、11人が陸上選手で、残りは重量挙げ2人とボート選手。陸上の女子走り高跳びで北京五輪銅、12年ロンドン五輪金メダルのアンナ・チチェロワ選手や、北京五輪の女子400メートルリレーで金メダルを獲得したユリア・チェルモシャンスカヤ選手、女子やり投げで銀メダルのマリア・アバクモワ選手らが含まれている。

 ロシア陸上選手のリオ五輪出場可否は6月17日の国際陸連理事会で決まる。

 IOCは17日、北京五輪の薬物検査で採取した454件の検体を最新技術で再検査した結果、12カ国・地域から6競技の計31選手が陽性反応を示したと公表した。予備のB検体は6月上旬に結果が出るとしている。(共同)

続きを表示

2016年5月25日のニュース