五輪代表どうなる…柔道男子100キロ超級、原沢&七戸が準決勝敗退

[ 2016年4月29日 17:12 ]

男子100キロ超級の七戸(左)と原沢

 柔道男子100キロ超級のリオ五輪代表最終選考会を兼ねた全日本選手権が29日、東京・日本武道館で行われ、激しい五輪代表争いを繰り広げている原沢久喜(23=日本中央競馬会)と七戸龍(27=九州電力)がともに準決勝で敗れる波乱があった。

 昨年4月に全日本選手権を制してから国内外で破竹の7大会連続優勝を飾っている原沢は上川大樹(26=京葉ガス)に判定負けを喫した。逆転代表入りを目指した七戸は準決勝で王子谷剛志(23=旭化成)に一本負けを喫し敗退した。

 原沢は試合後「五輪が懸かった試合でこういう結果になってしまい情けない。自分の長所である後半勝負や、技出しの思い切りの良さが全く出せなかった。プレッシャーを感じているつもりはなかったが、どこかであったのかもしれません」と振り返った。

 七戸は「悔しい。組み手で苦しむのは分かっていたが、その組み手が雑になった。指導を意識してしまったのかな。優勝するつもりで臨んだのに負けてしまったので、五輪についてどうこう言うことはできない」と大きな息をついて話した。

 決勝は王子谷が一本勝ちで上川を下し2年ぶりの日本一に輝いた。大会終了後に選考会議で五輪代表選手が決定する。

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2016年4月29日のニュース