スパーズ 地元で40勝1敗 主力活躍 勝利にこだわる

[ 2016年4月13日 17:19 ]

26得点を挙げたスパーズのレナード(AP)

 NBAは12日に各地で5試合を行い、西地区全体2位のスパーズは地元サンアントニオで3位サンダーを延長の末に102―98(前半43―53、延長9―5)で下して66勝15敗。10日のウォリアーズ戦では敗れたが、ホームでは40勝1敗という好成績を残した。ホームのシーズン41勝は85~86年のセルティクスに並ぶリーグ最多記録。すでに順位には無関係の試合となったが、カワイ・レナード(24)が26得点、トニー・パーカー(33)が20得点を稼ぐなど主力が活躍して勝利にこだわった。

 一方、すでに西地区の第3シードが決まっているサンダーはケビン・デュラント(27)、ラッセル・ウエストブルック(27)、サージ・イバカ(26)の主力3選手が欠場。主力不在ながら前半は10点をリードして試合を優位に進めたが、最後はスパーズの気迫に押される形となった。

 ヒートは敵地デトロイトでピストンズに99―93(前半50―50)で競り勝って48勝33敗。シーズン途中でネッツから移籍してきたジョー・ジョンソン(34)が25得点をマークしてチームを引っ張り、東地区全体でホークスと同率ながら4位から3位に順位を上げた。

 ピストンズは43勝38敗となって東地区全体で8位が確定。プレーオフ1回戦では1位キャバリアーズと顔を合わせることになった。

 ペイサーズは地元インディアナポリスでニックスを102―90(前半53―54)で退け、連勝で44勝37敗。最終戦となるキャバリアーズ戦に敗れるとピストンズと勝率で並ぶ可能性があるが、当該対決で2勝1敗と上回っているために東地区全体の7位が決まった。この結果、プレーオフ1回戦では今季1勝2敗の2位ラプターズと対戦する。

 ニックスは32勝50敗で全日程を終了。昨季の17勝65敗からは勝ち星を15増やしたが、東地区全体13位に終わって3季連続でプレーオフ進出を逃した。

 東地区全体2位のラプターズは地元トロントで76ersに122―98(前半55―61)で順当勝ち。センターのジョナス・バランチューナス(23)が17得点11リバウンドで今季22回目のダブルダブル(チーム1位)を達成し、今季の成績を55勝26敗とした。

 76ersは3連敗で10勝71敗。このカードは12連敗、ロードでは通算15連敗となった。13年1月18日以来、トロントでは白星なし。シーズンで71敗以上を喫したのは72~73年の76ers(9勝73敗)、92~93年のマーベリクス、97~98年のナゲッツ(ともに11勝71敗)を含め史上4回目となった。

 西地区全体4位のクリッパーズは地元ロサンゼルスでグリズリーズを110―84(前半61―43)で下し、6連勝で53勝28敗。ホームゲームは今季29勝12敗で終了した。

 故障者続出のグリズリーズは42勝39敗。ここ10戦では9敗目で、マーベリクスと同率ながら西地区全体で6位から7位にダウンした。

 なおNBAは13日がレギュラーシーズンの最終日。単独の歴代最多となる73勝目を狙うウォリアーズは地元オークランドでグリズリーズ、現役最後の試合(レギュラーシーズンは通算1346試合目)となるレイカーズのコービー・ブライアント(37)は地元ロサンゼルスでジャズと顔を合わせる。

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