神鋼 南アにHC引き抜かれた…橋本主将「ショック」

[ 2016年4月13日 08:48 ]

クッツェーヘッドコーチ

 ラグビー・トップリーグの神戸製鋼は12日、アリスター・クッツェーヘッドコーチ(HC、52=南アフリカ)の退任を発表した。南アフリカ代表のHCに就任し、南アフリカ協会も同氏のHC就任を発表した。

 神戸製鋼は2年契約を結んでいたものの、電撃的にチームを去られることになった。14年度はギャリー・ゴールドHCが在任わずか1年で総監督としてシャークス(南アフリカ)に移籍して、2年連続でHCを引き抜かれる事態になった。

 15年度は4位。チームは就任2年目に向けて再来日の準備を進めていた。ところが、3月下旬になって事態が急転。かねてから噂があったスプリングボクス(南アフリカ代表の愛称)HCの要請を受ける方向となった。

 選手にはこの日、知らされた。フランカー橋本大輝主将は「ショックはショック。2年目を楽しみにしていた。チームのことを考えるとマイナスでしかない。しかし、アリスター(クッツェー)にとっては少ないチャンス。しっかりと理解して送り出したい」と、動揺を隠し切れなかった。

 代表やスーパーラグビーの強豪に“横取り”されるほど、優秀な指導者を招いているとも言えるが、1年でコロコロと指導者が変われば戦術が深まるはずがない。後任は実績ある外国人で調整中。腰を据えて指揮を執る人材が望まれる。

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2016年4月13日のニュース