羽生2季ぶり世界一ならず2位 フェルナンデスが逆転連覇

[ 2016年4月2日 11:51 ]

フリーではジャンプにミスが出て、世界一を逃した羽生結弦(AP)

 フィギュアスケート世界選手権第3日は1日(日本時間2日)、米マサチューセッツ州ボストンで男子フリーが行われ、ショートプログラム(SP)首位の羽生結弦(ゆづる、21=ANA)はジャンプにミスが出て184・61点でフリー2位となり、合計295・17点で2年連続の2位。2季ぶり2度目の世界一を逃した。前回優勝でSP2位のハビエル・フェルナンデス(24=スペイン)がフリーで216・41点をマークし、合計314・93点で逆転優勝を果たした。

 冒頭の4回転サルコーの着氷で手をつくなどジャンプに精彩を欠いた演技に納得がいかなかったのか、フリーの4分30秒間を終えて悔しそうな表情を見せた羽生。それでも観客の大声援に両手を挙げ、「ありがとうございました!!」と応えた。フェルナンデスの完璧な演技を見守った後には、“お手上げ”とばかりに手を挙げてひれ伏すポーズを見せる場面もあった。

 金博洋(18=中国)が合計270・99点で3位。初出場でSP4位の宇野昌磨(18=中京大)は合計264・25点で7位。SP3位で13年大会まで3連覇を果たしたパトリック・チャン(25=カナダ)は266・75点で5位だった。

 日本は羽生と宇野の順位合計が条件の「13」以内となり、次回大会は上限の出場枠「3」を確保した。

続きを表示

この記事のフォト

2016年4月2日のニュース