錦織の次の相手は“暴言男” 快進撃続くキリオス「タフな試合に」

[ 2016年4月2日 06:20 ]

錦織が準決勝で対戦するキリオスは格上のラオニッチを撃破し4強(AP) 

テニス マイアミ・オープン男子シングルス準々決勝 キリオス6―4、7―6ラオニッチ

(3月31日 マイアミ)
 初のマスターズ8強入りを果たしたキリオスの快進撃はまだ止まらなかった。準々決勝で強烈なサーブを持つラオニッチ(カナダ)と対戦し開始直後のゲームをいきなりブレーク。「試合前は正直ブレークできると思ってなかったんだ。あれでリラックスできた」と相手の4度のブレークポイントは全てしのいで第1セットを先取した。

 キリオスも高いサーブ力を持つが、それ以上にポジションを巧みに変えるリターンやストロークの正確さで勝利をもぎ取った。

 昨年8月の大会では、試合中に対戦相手の恋人を侮辱する発言をして罰金を科せられた。審判に悪態をつくことも日常茶飯事の“暴言男”だが、その潜在能力だけは誰もが認めている。大会後の世界ランキングでは初のトップ20入りを果たす見込み。

 錦織については「ケイは現在、世界で最も素晴らしい選手の一人。信じられないリターンがある。信じられないほど速くて、ベースラインから強打がある」と語り、「今回もタフな試合になる」と警戒を強めた。

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2016年4月2日のニュース