日本女子11年連続表彰台&来年出場3枠確保ピンチ

[ 2016年4月2日 05:30 ]

SP6位の宮原

フィギュアスケート世界選手権第2日

(3月31日 米マサチューセッツ州ボストン)
 日本女子が2つの大ピンチに陥った。浅田が9位と出遅れただけでなく、昨季銀メダルの宮原が6位、本郷が7位。06年から10大会連続で続けてきた日本勢の表彰台が厳しくなった。

 18年平昌五輪の出場枠は17年世界選手権(フィンランド・ヘルシンキ)で争う。今大会は同選手権の出場枠が懸かっており、最大3を確保するためには上位2人の順位合計13以内が必要だが、SPを終えてギリギリの状況だ。

 宮原は演技終盤の3回転フリップが回転不足になり、自己ベスト72.48点に届かない70.72点。「ジャンプが練習ほど良くなかった。もう少し改善点があったかな」と振り返った。本郷はクラブの先輩、鈴木明子さんと1年間かけてつくり上げた演目で、自己ベストを4.10点更新する69.89点をマーク。「ジャンプを全て成功できて、ステップもつなぎのスケーティングも練習してきたものが出せた。(鈴木)アッコさんにも褒めてもらえると思う」。浅田を含めた3人がフリーで逆境をはね返す。

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