錦織、マスターズ初V王手!キリオスに快勝、ジョコと決勝へ

[ 2016年4月2日 09:32 ]

男子シングルス準決勝で、リターンをする錦織圭(AP)

 テニスのマイアミ・オープン第11日は1日(日本時間2日)、米フロリダ州マイアミで行われ、男子シングルス準決勝で、第6シードで世界ランキング6位の錦織圭(26=日清食品)は第24シードの世界26位・ニック・キリオス(20=オーストラリア)と対戦し、6―3、7―5で快勝。大会初の決勝進出を果たし、4大大会に次ぐ格付けのマスターズ大会初制覇へ王手を懸けた。決勝では第1シードで世界1位のノバク・ジョコビッチ(28=セルビア)と対戦する。

 試合中にラケットを投げたり折ったりするだけでなく、昨夏には対戦相手への侮辱的発言で処分も受けた“お騒がせ男”のキリオス。過去1戦1勝の相手に対し、錦織は第1セット、相手のミスを突いて第3ゲームをブレーク。5―3の第9ゲームではキリオスの頭上を越える見事なロブショットでセットポイントを握ると、最後は相手のダブルフォールトでブレークに成功。左右に打ち分けてキリオスを翻ろうし、29分であっさりこのセットを先取した。

 第2セットも第1ゲームをラブゲームでキープすると、第2ゲームはリターンエースを決めるなどブレークに成功して2ゲームを連取。続く第3ゲームではダブルフォールトなどミスが出てブレークを許したが、第5ゲームを踏ん張ってキープするとその後はストローク戦で主導権を握り、7―5で2セットを連取。1時間24分で快勝し、マスターズで14年マドリード・オープン以来2度目の決勝進出を決めた。

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