ウォリアーズ7連勝、次戦は鬼門でスパーズ戦 ハイレベル対決に

[ 2016年3月19日 16:57 ]

39得点をマークしたウォリアーズのトンプソン(AP)

 NBAは18日に各地で8試合を行い、ウォリアーズは敵地ダラスでマーベリクスを130―112(前半73―67)で下して7連勝。クレイ・トンプソン(26)が10本の3点シュートなどで39得点をマークすれば、ステファン・カリー(28)も31得点9リバウンド10アシストを稼いで勝利に貢献した。3点シュートはチームで38本中22本成功。前半の成功本数15本はリーグ新記録で、成功率57・9%はフィールドゴール(FG)の50・5%を上回る驚異的な成績だった。

 68戦終了時点の62勝は、ブルズがシーズン最高成績(72勝10敗)を挙げた95年シーズン時よりも2勝多いハイペース。19日に敵地でスパーズと対戦するが、ウォリアーズは97年2月14日に108―94で勝って以来、サンアントニオでは単一ロードのリーグ最長連敗記録となる32連敗を喫しているだけに鬼門の地で勝てるかどうかが注目されている。一方、スパーズは今季ホームで34戦全勝。ウォリアーズを倒せば歴代2位のブルズに並ぶ通算44連勝となるだけにリーグ全体首位のライバルとの対決はスリリングな展開になりそうだ。

 ウォリアーズに敗れたマーベリクスは34勝35敗。勝率が5割を切ったのは昨年11月10日以来で、西地区全体8位の座はキープしているものの、同9位のジャズとは0・5ゲーム差となった。

 西地区全体3位のサンダーは敵地フィラデルフィアで76ersを111―97(前半53―47)で下して3連勝で47勝22敗。13試合を残してプレーオフ進出が決まった。ケビン・デュラント(27)が26得点13リバウンドを稼げば、ラッセル・ウエストブルック(27)は20得点15リバウンド10アシストで今季13回目のトリプルダブルを達成。シーズン13回のトリプルダブルをマークしたのは、ここ25年に限るとグラント・ヒル(96~97年)とジェイソン・キッド(06~07年)に続いて3人目となった。

 故障者続出の76ersは4連敗で9勝60敗。NBAのシーズン最低勝率は同じ76ersが72~73年に記録している・110(9勝73敗)だが、このワースト記録から脱出するには残り13試合で1勝する必要がある。

 キャバリアーズは敵地オーランドでマジックを109―103(前半63―54)で退けて49勝19敗。東地区のチームではプレーオフ一番乗りを果たした。レブロン・ジェームズ(31)は18得点7リバウンド8アシスト、カイリー・アービング(23)は26得点をマーク。シーズン途中で移籍してきたチャニング・フライ(32)は4本の3点シュートなどで14得点を稼いだ。

 マジックは29勝39敗となってプレーオフ進出は絶望的。ビクター・オラディーポ(23)が自己最多の45得点をたたき出したが、勝負どころの第4Qで17―26と後手に回った。

 <その他の結果>ラプターズ(47勝21敗)105―91セルティクス(39勝30敗)、ピストンズ(35勝34敗)115―108キングス(26勝42敗)、トレイルブレイザーズ(36勝34敗)117―112ペリカンズ(24勝43敗)、ロケッツ(35勝34敗)116―111ティンバーウルブス(22勝47敗)、サンズ(19勝50敗)95―90レイカーズ(14勝55敗)

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