伊藤　本番コース試走済み　情報共有で一肌脱ぐ

リオ五輪マラソン日本代表に内定し、笑顔でフォトセッションを行う伊藤、福士、田中

五輪マラソン代表の男女６人会見

　男女代表６人で唯一、本番コースを試走済みの伊藤（大塚製薬）が、情報共有で一肌脱いだ。

　昨年８月にいち早く内定し、同１２月には現地へ赴き試走。「ほとんど平たん。ただ路面はデコボコやつぎはぎもある。海岸沿いの周回コースは風の影響も受けそう」と実走ならではの情報を得ており、その際に撮影した映像や写真を他の選手にも提供したという。女子の２選手とは、１４年夏の米アルバカーキでの高地合宿で同部屋だったこともあり「あの時一緒にアパートを借りたメンバーが選ばれて良かった」と再会を喜び合った様子。きのうの敵はきょうの友の精神で、低迷するチームジャパンを押し上げる。