O.J.シンプソン 旧宅からナイフ発見も「逮捕されることはない」

[ 2016年3月11日 13:49 ]

 1990年代に元妻とその知人男性を殺害した罪に問われ、その後に無罪評決を受けたプロフットボール(NFL)の元スター選手、O.J.シンプソン氏(68)が、この事件との関連が疑われるナイフについて「錆びていれば、逮捕されることはない」と語っていることが分かった。米国のスポーティングニューズが10日に報じている。

 ナイフの存在は4日にロサンゼルス市警が発表。シンプソン氏の旧宅の解体作業が行われていた98年に作業員が見つけたとされ、元警官を経由して最近になって市警の手に渡った。同事件の凶器はこれまで見つかっていないため、ナイフのDNA鑑定結果に注目が集まっているが、市警はナイフが事件とは無関係の可能性もあるとし、慎重に鑑定を進めている。

 シンプソン氏は2007年に別の事件で懲役刑を言い渡され、現在はネバダ州の刑務所に服役中。先述の「錆びていれば」という言葉は、この刑務所に勤務していたシンプソン氏と親しい間柄の元看守が明かしたもの。

 「ジュース(シンプソン氏の愛称)を監視する」という本の出版も予定している元看守は、存在が明らかになったナイフをシンプソン氏は「ジョークだ」と笑い飛ばしており、「ほとんどの解体作業員は、折りたたみのナイフくらい持っているものだ。誰かが落としたのだろう」と意に介さない様子だったと語っている。

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2016年3月11日のニュース