IOC 北京五輪の検体を再検査、リオ五輪前に摘発

[ 2016年3月11日 04:57 ]

 国際オリンピック委員会(IOC)が2008年北京五輪のドーピング検査で採取した数百件の検体を最新の分析技術を用いて再検査していることが10日、分かった。8月のリオデジャネイロ五輪を前に処分を逃れてきた選手を摘発する狙いがある。

 世界反ドーピング機関(WADA)の新たな統一コード(規定)で再検査のための保存期間が当初の8年から10年に延びており、IOCのバジェット医事部長はAP通信に「リオ五輪に出場するクリーンな選手を守りたい」と説明。8年前の技術で検出できなかった新種の薬物でも再検査で摘発できる可能性がある。

 IOCは過去にも北京五輪で採取した検体を再検査し、陸上男子1500メートルで1着となったラシド・ラムジ(バーレーン)らが処分されている。(共同)

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2016年3月11日のニュース