森会長、64年聖火台再利用を希望 設置問題は「文科相に責任」

[ 2016年3月11日 21:11 ]

 2020年東京五輪・パラリンピックのメーンスタジアムとなる新国立競技場の建設計画で聖火台の設置場所が考慮されていなかった問題で、大会組織委員会の森喜朗会長は11日、事業主体の日本スポーツ振興センター(JSC)の責任を指摘し「突き詰めればJSCを所管する(馳浩)文部科学相が責任を持たなくてはいけない」と語った。

 東京都内で講演した森会長は「われわれには報告もされていなかった。五輪のためにつくるなら聖火台の位置を考えなかったのはおかしい」と批判。設置費用については「国立競技場なので当然国が負担するという認識」と話した。

 東日本大震災で被災した宮城県石巻市に貸し出されている1964年東京五輪の聖火台を再利用したいとの意向も示し「IOC(国際オリンピック委員会)会長にも了解を得ている」と明らかにした。

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2016年3月11日のニュース