グリズリーズ バーンズが不適切発言で罰金処分「後悔していない」

[ 2016年1月18日 13:40 ]

グリズリーズのマット・バーンズ(右)はチームメートのマリオ・チャルマーズに腕をかける(AP)

 NBAは17日、グリズリーズのマット・バーンズ(35)に対して3万5000ドル(約410万円)の罰金を科した。ニックスのデレク・フィッシャー監督(41)への不適切な発言があったとされる。

 バーンズはフィッシャー監督がまだ現役だったレイカーズ時代にチームメートだったが、昨年10月にバーンズの元妻が開いたホームパーティーにフィッシャー監督が参加。これに嫉妬したのか、バーンズは激高して現場に駆けつけると、フィッシャー監督を蹴り、元妻にツバをかけたという。

 刑事事件には発展しなかったが、バーンズはフィッシャー監督を脅迫したとして2試合の出場停止処分が決定。この一件が公となり、16日にグリズリーズのホームで行われたニックスとの試合は因縁の様相を呈した。

 試合中に両者間でトラブルはなかったが、当日を迎えるにつれてバーンズはたびたびメディアを通じてフィッシャー監督を批難。この中にNBAが「受け入れがたくゲームの本質からはまったく外れるもの」とみなしたコメントがあったという。

 バーンズは“因縁の試合”で26分間に出場して、9リバウンド、4アシストと活躍を見せ、チームも103―95で勝利。罰金処分に対してベテランフォワードは「後悔なんかしていない。俺とフィッシャー、男ならどちらに問題があったか分かるだろ」と悪びれる様子はなかった。ちなみに、フィッシャー監督はホームパーティー当時、妻との離婚を申請中だった。

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