大学生選手が暴挙!判定に不満示し審判へ足掛け「故意ではない」

[ 2016年1月18日 15:38 ]

ボールを持った選手のプレーを判定する審判 (AP)

 米国で17日に行われた大学バスケットボールの試合で、選手が審判の足を引っ掛けて退場となった。

 問題の場面はソルトレークシティーでのユタ大とオレゴン州立大の一戦で起こった。試合終了まで残り3分で52―52の同点、オレゴン州立大の4年生フォワード、ジャーマル・リードはゴール下でシュートを試みようとするユタ大の選手からボールを奪ったが、その際に両者が接触。コートに倒れたまま、味方へボールをパスしたリードはゴール付近にいた審判に反則をアピールしたが、ホイッスルはなかった。

 この判定に不満なリードは反対側のゴールへ向かって走る審判に、あろうことか右足を差し出す暴挙。当然、審判は転倒し、即座に退場が宣告された。オレゴン州立大の監督は「私はその場面を見ていなかったが、リード本人は何もしていないと言っている」と足が掛かったのは故意ではないと主張。しかし、ユタ大のある選手は「リードが何を考えていたのか知らないが、あれは控えめに言っても常軌を逸している」と意図的なものと捉えていた。

 試合は結局、59―53でユタ大が勝利。終盤に競り負けたオレゴン州立大にとっては、何とも後味の悪い一戦となった。

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2016年1月18日のニュース