ブロンコスAFC決勝進出 マニング、ブレイディーと“最終決戦”へ

[ 2016年1月18日 15:00 ]

AFC決勝に進出したブロンコスのQBマニング(AP)

 NFLは17日にカンファレンス準決勝の2試合を行い、AFCではブロンコス(西地区1位)が地元デンバー(コロラド州)でワイルドカードから勝ち上がったスティーラーズ(北地区2位)を23―16(前半9―10)で下して2年ぶりに決勝に進出した。

 12―13で迎えた第4Q残り3分、RBのC・J・アンダーソン(24)が1ヤードを突進してこの日チーム唯一のTDをマークし、QBペイトン・マニング(39)がWRデマリアス・トーマス(28)をターゲットにして2点コンバージョンを成功させた。さらに残り53秒にはブランドン・マクマナス(24)が4つめのFG(45ヤード)を成功。スティーラーズはリーグ屈指のWRアントニオ・ブラウン(27)を欠きながら最後まで粘ったが、あと一歩及ばなかった。

 3月24日で40歳となるマニングは37回中21回のパスを通して222ヤードを獲得。24日のAFC決勝では宿敵ペイトリオッツ(東地区1位)のQBトム・ブレイディー(38)と、コルツ時代を含めて通算17回目の対決(過去ブレイディーの11勝5敗)に臨むことになった。同一カードだった2年前の対戦ではブロンコスが26―16で勝ってスーパーボウルに進出。今季限りでの引退が濃厚になっているマニングにとっては選手生活のハイライトになるビッグゲームになりそうだ。

 シャーロット(北カロライナ州)で行われたNFC決勝では、レギュラーシーズンを15勝1敗で乗り切ったパンサーズ(南地区1位)がシーホークス(西地区2位)を31―24(前半31―0)で下し、ホームでは通算12連勝。10年ぶりに決勝に駒を進めた。

 ただし後半は3季連続のスーパーボウル進出を狙っていたシーホークスの猛追を阻止できず0―24と大苦戦。QBラッセル・ウィルソン(26)に3つのTDパスを許してリズムを崩した。残り1分12秒には36ヤードのFGを決められて7点差。それでも故障で昨年12月13日以来、戦列を離れていたエースRBジョナサン・スチュワート(28)が19回のキャリーで106ヤード、2TDをマークし、QBキャム・ニュートン(26)がボールをうまくコントロールして逃げ切った。

 パンサーズは06年のNFC決勝でシーホークスに14―34で敗れ、昨年の準決勝でも17―31で負けていたが、ようやく苦手の相手を退けて勝者となった。

 これでポストシーズンでの“4強”が確定。24日のカンファレンス決勝はAFCがペイトリオッツ対ブロンコス、NFCがパンサーズ対カージナルス(西地区1位)というカードになり、両カンファレンスともに第1シード対第2シードの顔合わせになった。

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