パナソニック・山田　復活宣言！２４日決勝出場に意欲

自身が主催するラグビー教室で、受講した児童にステップする方向を示す日本代表ＷＴＢ山田章仁

　ＭＶＰ男が復活宣言だ。ラグビー日本代表でパナソニックのＷＴＢ山田章仁が、東芝と対戦する２４日の決勝（秩父宮）出場に意欲を示した。

　昨年１１月２９日のリコー戦（太田）で右足首を負傷。リハビリに時間を要したが全力疾走できるまでに回復しており、この日横浜市の慶大キャンパスで行ったラグビー教室でも児童と一緒に全力ダッシュ。「２週間前から走れている。もう少し調子を上げて試合に出たい」と話した。

　チームはリーグを２連覇中だが、山田自身も２季連続でプレーオフＭＶＰを獲得している。Ｖ３、そして３季連続ＭＶＰへ「可能性が１％でもあるならチャレンジしたい」と怪気炎を上げた。

　≪小学生２３０人指導≫ラグビー教室は山田の他に日本代表ＳＨ田中、フッカー堀江（パナソニック）、プロップ畠山（サントリー）ら現役選手６人が講師を務め、小学生約２３０人を指導した。参加費等で集まった約８０万円は乳がん検査支援活動と、児童養護施設に暮らす子供たちへの支援活動を行う団体に寄付される。今回は１３年４月に続く２度目の開催で、主催者の一人である山田は「今後も継続していきたい」とチャリティー活動にも熱を注いでいく考えを示した。