羽生 昨年と同じ会場「湿気、氷の硬さ、音の反響 すごくしっくり」

[ 2015年12月10日 09:20 ]

 フィギュアスケートのグランプリ(GP)ファイナルは10日(日本時間11日未明)、バルセロナで開幕する。9日は公式練習が行われ、男子初の3連覇に挑む羽生結弦(ANA)は2種類の4回転ジャンプが好調だった。11月のNHK杯で史上初の合計300点超えを果たした羽生は「非常に集中していいコンディション」と好感触を口にした。

 羽生は昨年と同じ会場でのファイナルを心待ちにしていたという。「湿気、氷の硬さ、音の反響の仕方…。すごくしっくりくる。滑っていて気持ちのいいリンク。(本番も)伸び伸びと滑れたらいい」と語り、公式練習では終始リラックスした表情で動きにも切れがあった。

 NHK杯でSPとフリーの世界歴代最高得点を塗り替えた偉業を、ライバルの選手たちも祝福してくれたという。同時に「ピリピリした空気も出ていた」と苦笑い。自身は「NHK杯から間隔も短くて消化する時間がなかったので、あまり意識していない」と自然体で3連覇が懸かる舞台に臨む。(共同)

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2015年12月10日のニュース