スピードバドミントン 世界選手権決勝T初出場&初世界ランク入り

[ 2015年9月21日 12:30 ]

初めて世界選手権に出場したスピードバドミントンの日本代表選手団

 8月28日から30日までドイツ・ベルリンで行われたスピードバドミントン世界選手権に日本代表選手団20人が初出場。二上武生(52)が「男子50歳以上」、小泉洋子(39)が「女子35歳以上」で決勝トーナメント2回戦に進出し、それぞれ同カテゴリーの22位、31位にランク入りした。決勝トーナメント進出、世界ランキング入りともにアジア勢として初となる。

 世界選手権前には日本代表選手団として決勝トーナメント進出を目標に掲げていたが、進出にとどまらず2人が1勝を挙げる目標以上の結果をマーク。世界ランク上位に日本人選手が名を連ねることになり、スピードバドミントン協会の理事で選手としてもプレーする笠原標(40)は「世界ランクを見たときに日の丸が出てきて率直にうれしいという気持ちがあります」と喜んだ。

 結果だけでなく、世界の舞台と戦って学んできたことも多い。「初めて出場して、自分たちが今までやってきたことが世界のどの位置にいるかわかったということが意味があると思います」と客観的に世界の選手たちと比べることができたのは大きいという。また、実際に海外選手と対戦してみると映像を見て想像していたものとはスピードも配球も違いギャップを感じる部分はあったとか。その分「大会終わって皆すごく研究熱心になっているんです」と世界選手権出場がモチベーション向上につながっていることを明かした。

 2年後の世界選手権で表彰台に立つという目標は以前と変わらず掲げ続ける。それに加えて「来年はアジア選手権の前身となるアジアの交流大会を開きたいなと。アジア各国から選手を呼んで、日本がアジアの中で実力も運営もトップとしてやっていけたらと思っています」とアジア全体を盛り上げていく意欲も口にした。

続きを表示

2015年9月21日のニュース