日本男子 アルゼンチンに完敗、W杯での五輪切符獲得ならず

[ 2015年9月21日 16:07 ]

アルゼンチンに完敗、リオデジャネイロ五輪切符獲得ならず、肩を落とす石川(8)ら日本

 リオデジャネイロ五輪出場権を懸けたバレーボールのワールドカップ(W杯)男子大会は21日、東京・国立代々木競技場などで行われ、世界ランク20位の日本は同7位のアルゼンチンと対戦、24―26、22―25、21―25のストレートで敗れ通算成績5勝4敗となった。この日、5位以下が確定、五輪出場権獲得はならなかった。

 日本は第1セット、ここまで6勝2敗で5位につけるアルゼンチンを相手にブロックやアタックミスなどでいきなり3失点のスタート、この後「NEXT4」の一角、石川が初得点を挙げると、同じく柳田の好サーブでリズムを取り戻して序盤は競り合いに持ち込んだ。中盤以降は、アルゼンチンのパワフルな攻撃にリードを広げられたものの、鈴木のブロック、石川、清水のスパイクなどで追い上げてジュースに持ち込んだが24―26で先取された。

 第2セットは序盤から一進一退の攻防。中盤からアルゼンチンに先行され、3点リードされるが粘り強く1点差まで追い上げたが22―25で連取された。

 後のなくなった日本は第3セット、先制点を奪いこの試合初めてリードしたが、アルゼンチンに5連続得点を許すなど一気に逆転された。中盤に石川のサービスエース、清水のスパイクなどで再逆転する粘りを見せたが、再びリードされて21―25で押し切られた。

 日本は22日、世界選手権王者で世界3位のポーランドと対戦する。

 このほかの試合はポーランドは米国との全勝対決を3―1で制し、9連勝で首位に立った。米国は8勝1敗で2位。イタリアはロシアを破って1敗を守り、セット率の差で3位につけている。

 ▽リオデジャネイロ五輪への道 女子と同様出場枠は12で、開催国のブラジルは決定している。W杯上位2チームが出場権を獲得。アジア、アフリカ、欧州、南米、北中米の各大陸予選の優勝国、16年5月の世界最終予選(東京体育館)で4カ国が決まる。アジア大陸予選は世界最終予選と兼ねて開催される。

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