安倍首相がWRに親書 19年ラグビーW杯開催で

[ 2015年8月29日 18:33 ]

 ラグビーの2019年ワールドカップ(W杯)日本大会組織委員会の嶋津昭事務総長は29日、安倍晋三首相が国際統括団体のワールドラグビー(WR)のベルナール・ラパセ会長宛てに親書を送ったことを明らかにした。メーン会場の新国立競技場が建設計画の見直しで使えなくなり、大会運営への影響を憂慮するWRに対し、政府として支援する考えを伝えたとみられる。

 WRは会場変更によるチケット収入の減少などを懸念。代替会場と運営予算を見直した新計画を9月末までに提出するよう求める声明を出した。下村博文文部科学相は9月下旬に訪英してラパセ会長と会談する考えを示している。

 親書は28日付で、受け取ったWRは組織委に「率直、謙虚で力強いレターをいただいた」と伝えたという。嶋津事務総長は「会場変更に伴う財政面の見直しなども鋭意やっている。(新計画は)近々合意に達すると思う」と述べた。

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2015年8月29日のニュース