エンブレム盗用疑惑 佐野氏が完全否定「全くの事実無根」

[ 2015年8月4日 07:25 ]

 2020年東京五輪の公式エンブレムがベルギーの劇場のロゴなどと似ていると指摘された問題で、エンブレムをデザインしたアートディレクターの佐野研二郎氏が3日、公式サイトで盗用疑惑について「全く事実無根」と、あらためて否定した。

 「このたびは東京オリンピックパラリンピックエンブレムのデザインについて『盗用ではないか』とベルギーのデザイナーの方からご指摘を受けたことにつきまして、大変驚いておりますが、全くの事実無根です」と完全否定。

 5日に東京都内で記者会見するが「私が皆様へ直接ご説明する場を設けることが遅れてしまったことを大変心苦しく思っており、お詫び申し上げます」と“謝罪”し「今回の騒動について、私としましては1日も早い会見の設定、事態の沈静化を望んでおります」とした。

 佐野氏は7月31日、大会組織委員会を通じて「報道されている海外作品については全く知らないものです。制作時に参考にしたことはありません。この東京2020エンブレムは、1964年の作品へのリスペクトを持ちながら、日本らしさを自分の中で追求してデザインしました。海外出張中のため、コメントを出すことが遅れてしまい、申し訳ありませんでした。帰国後、皆様にご説明できる場を設定させていただきたいと考えております」とコメント。

 公式サイトはアクセスが集中し、従来のコンテンツが表示できない状態。リニューアルページが準備でき次第、再開を予定している。

続きを表示

2015年8月4日のニュース