スポンサー契約だけで248億円!ロケッツ・ハーデンに驚額オファー

[ 2015年8月4日 15:57 ]

ロケッツのハーデン

 アディダス社がNBAロケッツのシューティングガード、ジェームズ・ハーデン(25)に今後13年で2億ドル(約248億円)という巨額のスポンサー契約を提示。米スポーツ専門局のESPNが報じたもので、世界のスポーツ・ビジネス界に大きな反響をもたらしている。同選手の個人契約は昨季までナイキ社だったがすでに契約期間は満了。ナイキ社が対抗オファーを出さなければハーデンの“移籍”が確定する。

 アディダス社はNBAのユニフォーム契約を11年間維持してきたが、これは今季からナイキ社に変更。その余剰資金をハーデンに投資してきたものと見られており、これまでハーデンとの個人契約を維持してきたナイキ社の動向が注目されている。

 アディダス社は10年シーズンのMVPとなったブルズのデリック・ローズ(26)と12年に14年間の長期契約を締結。しかしこのあとローズは膝などの故障で全盛時の活躍を見せることができなくなり「投資対効果」に暗雲が漂っていた。

 ロケッツにはかつて中国出身のセンター、姚明氏(34)が在籍。ハーデンとの契約は巨大な中国市場を意識したものとも言えるが、ケガがつきもののNBA選手との長期契約にはリスクがつきまとっている。

 昨夏のW杯で米国の優勝に貢献したハーデンは昨季リーグ2位の27・4得点をマーク。シーズンMVP投票では次点となっていた。今季年俸は1576万ドル(約19億5000万円)で、仮にアディダス社と契約した場合、その副収入だけで年俸とほぼ同じの1538万ドル(19億1000万円)が年収に加算されることになり、NBA7季目でスポーツ界の“大富豪”の仲間入りを果たすことになりそうだ。

続きを表示

この記事のフォト

2015年8月4日のニュース