入江 決勝進出もタイムに不満「体が動いていない感じ」

[ 2015年8月4日 05:30 ]

男子100メートル背泳ぎで準決勝を終えた入江陵介。決勝進出を決めた

水泳世界選手権第11日

(8月3日 ロシア・カザニ)
 <男子100メートル背泳ぎ>日本の第一人者、入江は金メダルへやや不安を残した。予選は余裕を持った泳ぎで53秒37の全体5位で通過したが、準決勝は53秒13の全体4位。物足りないタイムに「100%を出しきれていない」と話した。

 ラーキン(オーストラリア)が52秒50の好タイムで予選首位。入江も「(準決勝は)52秒真ん中で行かないといけない」とギアを上げる構えだったが「体が動いていない感じがした」。記録は伸びなかった。

 10代から代表で活躍してきた日本チームの主将は、まだ見ぬ頂点への思いが人一倍強い。準決勝で大きな存在感は示せなかったが、五輪、世界選手権通じて自身初の金メダル獲得へ「余力もある。あした(決勝)に向けて、集中していきたい」と気持ちを切り替えた。

 ▽男子100メートル背泳ぎ準決勝(4)入江陵介(イトマン東進)53秒13=決勝進出

 ▽男子100メートル背泳ぎ予選(5)入江陵介(イトマン東進)53秒37=準決勝進出(17)金子雅紀(YURAS)54秒19=落選

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2015年8月4日のニュース