佳純組　銀以上確定！前回覇者下す、日本勢38年ぶり決勝

卓球世界選手権混合ダブルスで決勝進出を決め、観客の声援に応える吉村（左）、石川組

卓球世界選手権個人戦第５日混合ダブルス準決勝

（4月30日 中国・蘇州国際博覧センター）
　石川・吉村組が銀メダル以上を確定させた。前回パリ大会で優勝した北朝鮮のキム・ヒョクボン、キム・ジョン組を４―２で破ると、興奮はマックスだ。２人で抱き合って、喜びに浸った。

　「練習をたくさんして、試合をするごとに自信もついてきた。最初から最後まで攻め続けられたことが勝因です」

　石川の顔がほころぶ。この決戦から約４時間前、シングルス３回戦で中国の木子に０―４で完敗していた。「凄く悔しかったけど、混合でいいプレーができる自信があった」。残されたチャンスにかけた。第１ゲームで１１―８の接戦を制して勢いに乗った。第６ゲームは１１―４と圧倒した。

　日本勢のこの種目の決勝進出は、７７年銀メダルの田阪登紀夫、横田幸子以来。決勝は中国・韓国の国際ペアと当たる。世界遺産の街・蘇州で新たな歴史をつくる。