丹羽・松平組がメダル確定、1大会複数獲得38年ぶり快挙

[ 2015年5月1日 05:30 ]

世界卓球選手権個人戦の男子ダブルス準々決勝で、北朝鮮ペアにストレート勝ちし喜ぶ松平(左)、丹羽組

卓球世界選手権個人戦第5日男子ダブルス準々決勝

(4月30日 中国・蘇州国際博覧センター)
 男子ダブルスの丹羽・松平組がメダルを確定させた。準々決勝で北朝鮮組に4―0で完勝。混合ダブルスの吉村・石川組に続き、日本勢が1大会で複数のメダルを獲得するのは、77年バーミンガム大会以来、38年ぶり快挙となった。

 「中国勢に勝ったわけではない。組み合わせに恵まれたところがある」と2日の準決勝進出に大きな価値を見いださなかった丹羽。だが、日本チームとしての喜びは大きく「これまで長く1個しかメダルが獲れていなかった。2個目は凄くうれしい」と笑った。

 天才肌と称されるサウスポー。男子・倉嶋監督は強心臓ぶりにも舌を巻く。「試合前もあっけらかんとしていた。集中できているかと聞いたら、“ま、試合になってからですから”と」。20歳とはいえ、国際経験は豊富。大舞台でものおじするタイプではない。シングルスでも3回戦に勝利。まだまだ上を目指す。

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2015年5月1日のニュース