川内、世界選手権で代表引退へ「ロンドンが1つのいい区切り」

[ 2015年4月12日 17:15 ]

表彰式のプレゼンターを務めた川内は、17年ロンドン世界選手権を最後に代表を引退する意向を示した

 公務員ランナーが、世界最速男とともに夢舞台から去る。男子マラソンの川内優輝(28=埼玉県庁)が12日、17年ロンドン世界選手権を最後に日本代表から“引退”する意向を明かした。

 「ロンドンの世界選手権でメダルを取って、代表からは本当にサヨウナラですね」。川内は13年モスクワ世界選手権時も代表引退を示唆していたが、16年リオデジャネイロ五輪を見据えて奮闘している。19年の世界選手権がカタールのドーハ、20年五輪が東京開催と暑さが苦手な川内にとっては厳しい条件のため、ロンドンでの代表引退を決意。「ロンドンは(12年の)五輪も逃しているし、いろいろと思い入れがある。ロンドンが1つのいい区切りだと思っている」。

 男子100&200メートルの世界記録保持者のウサイン・ボルト(28=ジャマイカ)も同選手権を最後に現役を引退する意向を示している。

 川内はこの日、埼玉県内で行われた「本庄早稲田の杜クロスカントリー&ハーフマラソン」のハーフの部にゲストランナーとして出場。1時間7分47秒のトップでゴールした。

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2015年4月12日のニュース