藤本「何くそ!」1差 前週V逸のショック吹き飛ばした

[ 2015年4月11日 05:30 ]

18番、グリーン脇からアプローチでピンに寄せる藤本麻子

女子ゴルフツアー スタジオアリス女子オープン第1日

(4月10日  兵庫県三木市 花屋敷ゴルフ倶楽部よかわコース=6376ヤード、パー72)
 藤本がV逸のショックを好スコアで吹き飛ばした。前週のヤマハ・レディース葛城は2位に4打差をつけて最終日を迎えながら、4パットするなど38パットで自滅。この日も8番までで5つスコアを落とした。「(心は)めっちゃ、折れた」と振り返った状況で迎えた9番パー4。本来なら手前から攻めるところを4Uを持ちピンを狙って上2メートルにつけて取り返した。

 「8番のボギーで何くそ!と思って。でもバーディー取れば流れ変わるかなと思って」と、ど根性バーディーが転機となり、終わってみれば首位と1打差の71で3位。上々のスタートとなった。

 優勝を逃した前戦から岡山県の自宅に帰宅後、ゴルフノートに最終日のプレーについて書き出した。76を叩いた一日だったが、良かった点もたくさんあり「まだ始まったばかり。あの試合が全てじゃない」と悔しさを過去に葬ることができた。8日には祖母と地元の鶴山公園へ花見に行き、気持ちもリフレッシュ。心機一転できた。

 今季は既にベスト5に3度も入っており、好調を維持。「マネジメントをしっかりして欲を出さないでやっていきたい」。焦らずマイペースで今季初勝利をつかむ。

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2015年4月11日のニュース