羽生今季最高点でSP首位!連覇へ“因縁のリンク”で好発進

[ 2015年3月27日 21:55 ]

冒頭の4回転で何とかこらえる羽生

 フィギュアスケートの世界選手権第3日は27日、中国・上海で男子ショートプログラム(SP)が行われ、ソチ冬季五輪金メダリストで日本人選手として初の2連覇を目指す羽生結弦(20=ANA)がシーズンベストを更新する95・20点をマークして首位に立った。

 冒頭の4回転トーループは着氷が乱れて両手をついたものの、トリプルアクセル(3回転半)を鮮やかに決め、3回転―3回転のコンビネーションも成功。技術点49・92点、演技構成点45・28点と高得点を記録した。

 昨年11月のGPシリーズ・中国杯フリー直前の6分間練習で激突事故に見舞われ、12月の全日本選手権後に腹部の手術。練習再開後も右足首を捻挫するなど予想外の事態が相次いでいた羽生だが“因縁のリンク”で復活へ好スタートを切った。

 安藤美姫(27)と交際中のハビエル・フェルナンデス(23=スペイン)が92・74点で2位。昨年6位の小塚崇彦(26=トヨタ自動車)は70・15点で19位、2年ぶりの出場の無良崇人(24=HIROTA)も64・93点で23位と出遅れた。

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