筑波大、劇的逆転勝ちで2大会ぶり決勝進出!帝京大と対決

[ 2015年1月2日 16:17 ]

 ラグビーの第51回全国大学選手権は2日、東京・秩父宮ラグビー場で準決勝2試合を行い、決勝(10日、東京・味の素スタジアム)は筑波大(関東対抗戦5位)―帝京大(同1位)の顔合わせとなった。筑波大は東海大(関東リーグ戦2位)に17―16と逆転勝ちし、2大会ぶり2度目の決勝進出。前人未踏の6連覇を狙う帝京大は慶大(同4位)を後半に突き放して53―10と快勝した。

 第1試合で主導権を握ったのは東海大だった。前半9分、FB野口竜(1年)が正面約22メートルのDGを決めて先制。堅いディフェンスでターンオーバーを連発し、31分にはWTB近藤(3年)のトライ(ゴール成功)、40分にも野口竜が約30メートルのDGを決めて、13―0で前半を折り返した。

 しかし、筑波大は後半7分にFB山下(4年)のPGで3点を返して反撃開始。27分に東海大FB野口竜にこの試合3本目となる約38メートルのDGを決められ3―16とされたが、34分にモールを押し込んでNo・8山本(同)がトライ(ゴール成功)を挙げ10―16と6点差。さらに36分、相手キックオフでボールを確保して自陣からボールをつなぐと、最後はプロップ橋本(3年)がポスト下へ飛び込み、ゴールキックも決まって17―16と劇的な逆転勝利を収めた。

 第2試合では帝京大が前半、慶大の厳しいタックルに苦しんだものの、後半に入るとWTBの尾崎(1年)と磯田(4年)、SO松田(2年)、フランカーのイラウア(3年)らが個人技を発揮。危なげなく6大会連続6度目の決勝進出を決めた。

 ▼筑波大・古川監督 東海大の接点、セットプレー、圧力は本当に厳しかった。80分間、自分たちを信じてやれたことがこの結果につながった。

 ▼東海大・林主将 筑波大のディフェンスに対する攻撃の一つとしてDGを取り入れた。残り10分までは点数の高い試合運びができたが、最後に筑波大のアタックを上回るディフェンスができなかった。 

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2015年1月2日のニュース