萩野 ロクテ大逆転!日本新V「1位獲れてうれしい」

[ 2014年12月7日 05:30 ]

男子200メートル個人メドレーで優勝した萩野(中央)と3位の瀬戸(右)。左は2位のロクテ(AP)

競泳 世界短水路選手権第3日

(12月5日 カタール・ドーハ)
 5日に行われ、男子200メートル個人メドレーで萩野公介(東洋大)が1分50秒47の日本新記録で優勝した。12年ロンドン五輪、昨夏世界選手権金メダル(いずれも長水路)のライアン・ロクテ(米国)は2位で、4日の400メートルを制した瀬戸大也(JSS毛呂山)は1分51秒79の3位。女子200メートル背泳ぎでは赤瀬紗耶香(日体大)が2分2秒30で3位に入った。

 萩野は優勝を確認すると、右の拳を水面に叩きつけて喜びを爆発させた。「楽しもうと考えていた。1位を獲れてうれしい」と満面の笑みを浮かべた。

 世界新記録を狙った4日の400メートルではラスト勝負を意識しすぎ、スタートから瀬戸の先行を許し、4秒84の大差をつけられ敗れた。この日は150メートルを世界記録保持者のロクテに続く2位でターン。そこから最後の自由形で唯一26秒台の26秒84のラップタイムを刻みロクテを大逆転。自身の持つ日本記録も0秒80更新し、五輪、世界選手権で初めての金メダルを獲得した。

 短水路とはいえ、世界のトップスイマーが集結する大会。「勝つことが重要」と勝負にこだわってきた。「憧れのロクテ選手と泳げて幸せ。こういうレースをこれからも楽しみたい」と自信を深めた。

続きを表示

2014年12月7日のニュース