川内、世界最高峰の大会でもVIP待遇!初の往復ビジネスクラス

[ 2014年10月30日 10:28 ]

故アベベ・ビキラ氏のゴールシーンの横でガッツポーズする川内

 世界最高峰の大会が公務員ランナーにVIP待遇を用意した。男子マラソンの川内優輝(27=埼玉県庁)が30日、ニューヨークシティー・マラソン(11月2日)出場のため成田空港から出発。航空機のチケットは昨年はエコノミークラスだったが、今年は主催者がビジネスクラスを用意。「大変、光栄ですね。それくらい期待してもらっているのは嬉しい」と笑みを浮かべた。

 13年1月のエジプト国際マラソンも往復ビジネスクラスのはずだったが、痛恨のパスポート忘れで予定していた航空機に乗れず、復路のみビジネスクラスだった。往復ビジネスクラスは初めてだ。

 ニューヨークシティー・マラソンには2時間3分23秒の前世界記録保持者・キプサング、非公認ながら2時間3分2秒の記録を持つムタイ、12年ロンドン五輪と13年世界選手権を制したキプロティチら世界屈指の強豪がズラリ。「世界選手権や五輪か、それ以上のメンバーが集まっている」と言う川内は、現地メディアに「アルティメット・アマチュア・ランナー」と呼ばれているという。成田空港では64年東京五輪の写真展が開催中。故アベベ・ビキラ氏のゴールシーンの横で写真に収まり、超ハイレベルなレースへ闘志を高めていた。

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2014年10月30日のニュース