逸ノ城“体のなまり”で出稽古封印…回復傾向も「しんどい」

[ 2014年10月30日 05:30 ]

稽古後、保育園児とふれあう逸ノ城

 大相撲の九州場所(11月9日初日、福岡国際センター)に新関脇で臨む逸ノ城(21)が“体のなまり”で当面は出稽古を封印する意向を示した。原因は帯状疱疹(ほうしん)の治療で24日まで8泊9日の入院生活を送ったため。福岡県古賀市の湊部屋宿舎で稽古を行った29日に「しんどい。体がなまっていて全然…。入院している時に何もしていなかったので。前の調子に戻れるまで部屋でやる」と話した。

 九州に乗り込んだ当初はこの日から佐渡ケ嶽部屋に3日間出向く方針だったが、師匠の湊親方(元幕内・湊富士)も「出稽古はなしにします。ケガをしても困る」と説明した。

 出稽古は中止となったが、この日は退院してから初めて実戦的な稽古を行い、約40分かけて48番も連続で若い衆と相撲を取るなど回復傾向にはある。体重は先場所と同じ199キロをキープ。それでも“怪物”は「入院中に1日3回も点滴してもらったので、その水が(体に)残ってて…。もっとでかくなったような気がします」とポツリ。「体が戻ってきたら親方に行くと言います」と今後の体調次第では出稽古の可能性は残されていることも明かした。 

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2014年10月30日のニュース