ジョコ 隙なしストレートでパパ1勝「やる気みなぎった」

[ 2014年10月30日 05:30 ]

ボールをリターンするジョコビッチ(AP)

 男子テニスのマスターズ・パリ大会第2日は28日、シングルス2回戦などが行われ、連覇を狙う世界ランキング1位のノバク・ジョコビッチ(27=セルビア)が、同24位のフィリップ・コールシュライバー(31=ドイツ)に6―3、6―4でストレート勝ちを収めた。エレナ夫人との間に第1子となる長男ステファン君が先週生まれたばかり。父親としての初勝利とともに3回戦に進出した。

 父は強しだ。第1子誕生の感激を「人生で最も美しい瞬間だった」と話していたジョコビッチが、そのエネルギーをコート内でも発揮した。「父親として最初の試合。それだけがやる気がみなぎってきた」と相手のサービスゲームを3度ブレークに成功。コールシュライバーに付け入る隙を与えなかった。

 年間成績などの上位8人によるATPツアー・ファイナル(11月9~16日、ロンドン)出場はとうの昔に確定しているが、ジョコビッチにはフェデラー(スイス)の追い上げを受けている年間1位争いがある。「どう頑張っても相手の試合を邪魔をすることはできない。自分の試合に集中するだけ」と愛息の存在を励みに1位確保を狙う。

続きを表示

2014年10月30日のニュース