さくら、生涯賞金10億円突破V狙う デビュー300試合で決める

[ 2014年10月10日 07:55 ]

<スタンレーレディスプロアマ>笑顔でラインを読む横峯さくら

 女子ゴルフのスタンレー・レディースは10日、静岡・東名カントリークラブ(6561ヤード、パー72)で開幕する。優勝で生涯獲得賞金10億円に達する横峯さくら(28=エプソン)は9日、プロアマ戦で18ホールを回るなど最終調整。デビューから300試合目となる節目の大会で不動裕理(37=フリー)以来となる史上2人目の大記録に挑戦する。

 偉業達成へ、最高のシナリオが用意された。プロ11年目、通算299戦での獲得賞金は9億8547万5856円。横峯が今大会で優勝し、賞金1620万円を獲得すれば、08年に276試合目で到達した不動以来、2人目の生涯獲得賞金10億円を突破する。達成すれば04年のデビューからちょうど300試合目とあって「ストーリーとしていいですね。優勝したい気持ちはあります」と意欲を見せた。

 昨年は2位とコースとの相性は良い。7日に寝違えた影響で首に痛みを抱える不安もあるが「(パー4の2打目を)ショートアイアンで打てるホールでチャンスにつけられれば」と今季初Vのイメージは描かれている。

 10億円はサラリーマンの生涯賃金の5倍近い金額であり、1万円札を積み上げれば10メートルほどの高さになる。横峯にとっては「ニュースで聞く、脱税とか強盗とかの額」と例えるほど巨額のイメージだ。大台到達には残り1452万4144円。シーズンは残り8試合あるだけに年内達成は時間の問題だが、それが節目の300試合目となれば記憶の1ページにも残される。

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