錦織 接戦制し「きついっすね」 凱旋Vへ「最後の力を振り絞る」

[ 2014年10月4日 16:45 ]

第3セット、死闘を制した錦織はこん身のガッツポーズ

男子テニス楽天ジャパン・オープン

(10月4日 東京・有明テニスの森公園)
 1時間46分の激闘の末、2年ぶりの決勝進出を果たした錦織は開口一番「いやー、きついっすね」。今大会シングルス4試合目で初めてセットを落とし、第3セットはタイブレークにもつれ込む接戦となったが、最後は1―2から6ポイント連取で振り切った。

 「2セット目簡単に取れても、彼(ベッカー)もまたいいプレーで盛り返してきて、最後まで勝敗が分からずにいた」と振り返った錦織。それでも「最後の最後で最高のプレーができてうれしい」とホッとしたような笑みを浮かべた。

 翌5日の決勝の相手はラオニッチで、錦織が初優勝した12年大会決勝の再現となる。全米オープンでも激闘を演じた同世代のライバルで「今年、何回もやっている。やりにくい」相手。2日のダブルスは右でん部の違和感から棄権、疲労もあって体調は万全ではないが、「最後の力を振り絞って頑張ります」と凱旋優勝を期待する多くのファンに約束した。

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2014年10月4日のニュース