川内 日本のライバル選手にゲキ「悪夢にならないよう願う」

[ 2014年10月4日 06:19 ]

<男子マラソン>レース後、下を向いて悔しがる川内
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仁川アジア大会第15日 男子マラソン

(10月3日)
 男子マラソンで、川内優輝(27=埼玉県庁)は2時間12分42秒の銅メダル。2時間12分38秒で優勝したハサン・マフブーブ(32=バーレーン)、2時間12分39秒で銀メダルの松村康平(27=三菱重工長崎)とのトラック勝負で力尽きた。金メダルで決まった来夏の世界選手権(中国・北京)の代表を逃した川内は今後の同選手権選考会には出場しない。

 【川内に聞く】

――レースを振り返って。

 「この涼しい環境で勝てないのは、いろいろな面で弱い。あそこまで来たら、勝たないといけなかった」

 ――ここまでの調整で何か失敗は?

 「40キロ走もやったし、(山道を走る)トレイルランもやった。間違えてはいなかった。(世界選手権の)モスクワ(13年)、大邱(テグ=11年)に比べたら走れた」

 ――今後、北京世界選手権の選考会には出ないのか。

 「選考会から離れて、プレッシャーのない中で自分を磨きたい。日本選手がこの銅メダルすら超えられない状況なら、北京(世界選手権)は戦えない。(日本男子は)北京、リオデジャネイロ五輪、東京五輪も絶望になる。そういう悪夢にならないように願っている」

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