イ・スンヨプ、パク・インビら聖火リレー 仁川アジア大会開幕

[ 2014年9月19日 22:48 ]

 第17回アジア大会は19日、韓国・仁川の仁川競技場で開会式を行い、10月4日まで16日間にわたるスポーツの祭典が開幕した。日韓、日中関係の冷え込みや中東の紛争などもある中、アジア・オリンピック評議会(OCA)に加盟する全45カ国・地域から1万人近い選手が参加し、スポーツを通じて友好を深め、力と技を競う。

 開会式のテーマは「アジアの明るい未来に出会う」。日本選手団は2012年ロンドン五輪アーチェリー女子団体の銅メダリストで、旗手の川中香緒里(23)=ミキハウス=を先頭に、29番目に入場行進した。主将は重量挙げの三宅宏実(28)=いちご=で、日本の旗手と主将をともに女子が務めるのは五輪、アジア大会を通じて初めてとなった。北朝鮮は30番目、韓国は45番目に入場した。

 聖火はプロ野球巨人でも活躍したイ・スンヨプや女子ゴルフのパク・インビら韓国スポーツ界のスター選手が競技場内をリレーした後、トップ女優のイ・ヨンエさんが少年、少女と3人で聖火台に点火した。

 日本は男女計712選手が参加し、競泳男子で複数の金メダルを狙う萩野公介(20)=東洋大=を中心に、20年東京五輪に向けた若手の活躍が期待される。

 韓国での開催は1986年ソウル、02年釜山に次いで3度目となった。競技数は前回の広州(中国)大会から6減って36となり、肥大化に歯止めをかける大会となる。(共同)

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2014年9月19日のニュース