李娜選手、引退を表明 アジア初の四大大会優勝者

[ 2014年9月19日 12:52 ]

全豪オープンテニスで優勝し笑顔の李娜

 テニスの四大大会で2011年にアジア勢初優勝の偉業を果たした中国女子の李娜選手(32)が19日、右膝のけがを理由に引退を表明した。今年のウィンブルドン選手権後はツアー大会から離れており、自身のフェイスブックで「スポーツも人生と同じで終わりは必ず来る。これからは新しい生活を穏やかに過ごしていきたい」と明かした。

 中国・武漢出身の李娜選手は11年の全豪オープンで四大大会シングルスではアジア勢で初めて決勝に進出し、同年の全仏オープンでアジア勢初制覇の快挙を遂げた。今年1月の全豪も制し、四大大会は2勝。世界ランキングは2月に自己最高の2位を記録したが、その後は膝のけがに悩まされた。

 ▼李娜の話 私の競技人生は右膝のけがに悩まされ続けてきた。手術を受け、注射を何度も打ってきたが、体がもう戦えないと伝えてきた。自分が夢見た以上のことを成し遂げることができた。(共同)

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2014年9月19日のニュース