クルム伊達 ビーナスから第1セット先取も…フルセットの末惜敗

[ 2014年8月26日 04:44 ]

フルセットの末ビーナス・ウィリアムスに敗れたクルム伊達公子(AP)

 テニスの四大大会最終戦、全米オープンが25日(日本時間26日未明)にニューヨークで開幕。女子シングルス1回戦でクルム伊達公子(43=エステティックTBC)が第19シードのビーナス・ウィリアムズ(34=米国)と対戦し、6―2、3―6、3―6のフルセットで惜敗。両者の対戦は4度目で、クルム伊達は初白星を挙げられなかった。

 第1セットはショットが安定しないビーナスを相手にブレークを連発し、6―2で先取。第2セットに入るとプレーが落ち着いてきたビーナスに対しクルム伊達のミスが目立ちビーナスが4ゲーム連取。クルム伊達が2ゲーム取り返し勢いを食い止めたが、結局このセットを3―6で落としてしまう。

 最終セットはビーナスの強打に対しクルム伊達のリターンが乱れ、0―5と窮地に。粘り強く食らいつき3ゲーム取り返したが、第9ゲームでブレークを許し屈した。

 クルム伊達が全米オープンで最後に初戦突破を果たしたのは95年。19年ぶりの白星を惜しくも逃した。

 ≪クルム伊達 ハチに苦笑い≫第2セット第8ゲーム途中でクルム伊達にハチがまとわりつく一幕も。苦笑いを浮かべながら身をよじらせるクルム伊達からハチがなかなか離れず、ボールパーソンが3人がかりで追い払うと会場からは拍手が送られた。コートをチェンジした第3セットではビーナスの周囲もハチが飛び回った。

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