乾が首位で決勝へ 92点超えに納得「ネルギーを出し切った」

[ 2014年6月8日 05:30 ]

ソロ・フリールーティン予選 首位で決勝進出を決めた乾友紀子

 シンクロナイズドスイミングの日本選手権は7日、兵庫・尼崎スポーツの森プールで、ジャパン・オープンを兼ねて行われ、ソロ・フリールーティン(FR)予選で乾友紀子(井村シンクロク)が92・1000点を出し、6日のテクニカルルーティン(TR)との合計181・7077点の首位で12人による8日のFR決勝に進んだ。

 ソロの乾はFRで92点を超えるまずまずの得点に「エネルギーを出し切る感じで泳いだ。集中を切らさず演技できた」とうなずいた。新たな採点方式で点数が出にくくなっただけに、辛口の井村コーチも「現段階では上出来」と称えた。魂が燃え尽きるまで舞い続ける鳳凰がテーマで、曲は雅楽師の東儀秀樹さんが作った。井村コーチは「鳳凰(ほうおう)には復活という意味もある。日本復活への強い思いも込めている」と語った。

 デュエットFR予選では仁川アジア大会代表の乾、三井梨紗子(東京シンクロク)組がTRとの合計を182・2721点として1位で決勝に進出した。両種目ともTRとFR決勝の合計で順位を決める。10人で演技し、ソロやデュエット、チームの要素を織り込むフリーコンビネーションは井村シンクロクAが84・8333点で勝った。

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2014年6月8日のニュース