同郷の先達にささげる熱戦 豊真将、先輩の意地見せた

[ 2014年5月19日 20:26 ]

大相撲夏場所9日目

(5月19日 東京・両国国技館)
 山口県下関市出身同士の熱のこもった一番は、先輩の豊真将が意地を見せた。豊響の突き、押しに攻め込まれたが、何とかいなして立て直す。左を差すと小手投げをこらえ、体を預けるように寄り倒した。

 互いに同郷対決の意識はあったそうで、豊響は「いい相撲を取ろうと思った。全部出せた」と充実感を漂わせた。

 18日に急死した先代放駒親方(元大関魁傑)も山口県出身。2人は少年相撲などのイベントで同親方と触れ合う機会があり、身近な存在だったという。豊真将は「山口といえば魁傑、魁傑といえば山口だった」と先達の偉大さを口にした。

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2014年5月19日のニュース