対暴力団で具体策承認 PGA理事会 全会員に暴排宣言徹底

[ 2014年5月19日 20:03 ]

 日本プロゴルフ協会(PGA)は19日、東京都内で理事会を開き、昨年発覚したPGA幹部と暴力団が交際していた問題を受け、今後は事業契約書に暴力団排除(暴排)条項の記載を徹底し、レッスンプロら会員の相談窓口を設置するなどの具体的な再発防止策を承認した。

 窓口では主に嘱託の警察OBが対応し、会員が反社会的勢力と意識せずに接触してしまった場合の対処法などの相談に応じる。また、PGAの全会員に対して暴排宣言を徹底させるなど、問題への意識を高める方針。

 PGAは公益社団法人の資格を認定する内閣府から勧告され、暴排に向けた体制の再構築を進めている。再発防止策をさらに整備して近く内閣府に報告する予定で、倉本昌弘会長は「しっかりしたものを出したい。新人教育などでは(男子ツアーを統括する)日本ゴルフツアー機構と協力していく」と話した。

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2014年5月19日のニュース