リオ五輪ヨット会場 汚染濃度削減“目標達成不可能”

[ 2014年5月19日 05:30 ]

 ブラジル・リオデジャネイロ環境局の関係者が、レベロ・スポーツ相宛てに「グアダラハラ湾の汚染濃度を基準値以下にするには人口削減のためのさらなる予算が必要で、目標達成に10年以上かかる」との書簡を送っていたことが分かった。

 グアダラハラ湾は16年五輪ではヨットなどの競技会場だが、大量のゴミの影響で高濃度の汚染が指摘されているエリア。09年に五輪誘致を勝ち獲った際、招致委員会は汚染濃度を8割削減するとしていたが、目標達成は不可能であることを担当者が認める形となった。競技を強行すると選手がA型肝炎やコレラに感染する可能性もあり、五輪開催に向け最大のネックになる恐れも出てきた。

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2014年5月19日のニュース