ソチ五輪銀の渡部暁ら地元でパレード　長野・白馬、上村さんも

村民栄誉賞を受賞した渡部暁斗選手（右）とスポーツ特別功労賞を受賞した上村愛子さん

　ソチ五輪ノルディックスキー複合個人ノーマルヒルで銀メダルを獲得した渡部暁斗選手（２５）らが１９日、地元の長野県白馬村でオープンカーに乗ってパレードした。

　ソチ五輪・パラリンピック出場選手の健闘をたたえようと村などが主催。フリースタイルスキー女子モーグルで活躍した上村愛子さん（３４）ら白馬村ゆかりの計７人が参加し、役場までの約５００メートルを凱旋した。

　沿道を埋めた約８００人の観衆は、「おめでとう」「お疲れさま」と温かい拍手で祝福。渡部選手らはメダルを手に笑顔を見せた。

　パレード後、村出身者として初めて冬季五輪のメダルを獲得した渡部選手に村民栄誉賞が授与され、太田紘熙村長は「快挙を成し遂げ、大きな希望と感動を与えてくれた」とあいさつ。渡部選手は「素晴らしい賞をいただけて光栄。これからのモチベーションにしたい」と話した。

　上村さんも２００８年、フリースタイルスキーのワールドカップ女子モーグルで日本人初の種目別優勝を果たした際に受賞している。