山口が逆転勝ち 日本勢初の2連覇達成「ホッとした」

[ 2014年4月19日 05:30 ]

バドミントンの世界ジュニア選手権女子シングルスで2連覇した山口茜(左)と3位の大堀彩(日本バドミントン協会提供)

 バドミントンの世界ジュニア選手権最終日は18日にマレーシア・アロースターで各種目の決勝が行われ、女子シングルスで第1シードの16歳、山口茜(福井・勝山高)が中国選手に2―1で逆転勝ちし、全種目を通じて日本勢初の2連覇を達成した。山口は第1ゲームを14―21で落としたが、第2ゲームを21―18で競り勝ち、最終ゲームを21―13で奪った。男子ダブルスで玉手勝輝、中田政秀組(埼玉栄高)はタイのペアに0―2で敗れ、同種目で日本勢初制覇はならなかった。

 1時間近い激戦で逆転した山口は2連覇の快挙に「終わってみるとホッとした部分が大きい」と口にした。第1ゲームを先取されたが、第2ゲームの13―13から5連続得点で流れを引き寄せ「(1メートル56と)身長がないので攻撃が通用しないこともある。大きいラリーで粘って、チャンスを待った。最後は相手が疲れていた」と言った。昨年9月のヨネックス・オープン・ジャパンでは日本勢初のタイトル。「(ジュニアでは)負けられないという思いがあった。気持ちの部分で折れなかった」と胸を張った。

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2014年4月19日のニュース