プロデビュー戦の大堀 メリハリつけた攻めで首位キープ

[ 2014年4月19日 05:30 ]

<東建ホームメイトカップ・2日目>13番、ラインを読む大堀裕次郎、左はキャディーで姉の薫さん

男子ゴルフツアー東建ホームメイトカップ第2日

(4月18日 三重県桑名市 東建多度カントリークラブ・名古屋=7109ヤード、パー71)
 国内プロデビュー戦の大堀裕次郎(22=フリー)が首位をキープした。メリハリをつけた攻めで6バーディー2ボギーの67をマーク。昨年11月のカシオ・ワールドオープンで2日目に一時は首位に立ちながら、疲労から突如崩れて予選落ちした悪夢を払しょくし、通算9アンダーに伸ばした。66を出した武藤俊憲(36=赤城CC)も首位に並び、池田勇太(28=日清食品)ら4人が通算7アンダーで3位につけた。
【第2R成績】

 疲労が色濃く出た顔には充実感もあった。プロデビュー戦で首位をキープ。大堀は「フーッ」と肩で息をつき67を出したラウンドを振り返った。「バーディーを取っても、まだ次、次と言い聞かせてやっていました。ちょっと体力的には持たなかったですけれど」

 5カ月前の苦い経験を忘れたことはない。昨年11月のカシオ・ワールドオープン。初日を首位と2打差の8位で終え、2日目には一時単独首位に立った。だが、13番で疲れから2度OBを打ち10の大叩きで結局カットラインに1打及ばなかった。「痛い目に遭った」ことから導き出した答えは体力を考えながらのペース配分だった。

 フェアウエーが平らでティーショットの打ちやすい7番パー4は1Wを持ち、324ヤードを飛ばして軽くバーディー。8、9番はあえて1Wを持たず刻み、いずれも3メートル前後を入れて連続バーディーを奪った。後半も12番パー5では無理をせず第1打で3Iを持ちパー。そして17番パー5は力を振り絞り1Wで313ヤードを飛ばしてバーディー。メリハリの利いた攻めでスコアを出した。「あすも自分のゴルフをして最終日に戦えるような位置に残りたい」とプロデビュー戦優勝を見据えた。

 ▽大堀の13年カシオ・ワールドオープン 初日は71をマークし首位に2打差。2日目に4、5番、11、12番で連続バーディーを奪い単独首位に立ったが、13番パー4でティーショットを右にOB。3打目もOBを打ち6オン4パットの10打を費やした。16番もトリプルボギー、17番もボギーで78を叩き通算5オーバーで予選落ちした。

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2014年4月19日のニュース