松山 まさかの8オーバー…連続池ポチャでトリプルボギーも

[ 2014年4月19日 05:30 ]

第2ラウンド、1番でティーショットを放つ松山英樹

USPGAツアーRBCヘリテージ第2日

(4月18日 米サウスカロライナ州ヒルトンヘッドアイランド ハーバータウン・リンクス=7101ヤード、パー71)
 第2ラウンドがスタートし、首位と5打差の36位から出た松山英樹(22=LEXUS)は2バーディー、5ボギー、1ダブルボギー、1トリプルボギーの79と大きく崩れ、通算8オーバー、150とスコアを大きく落とした。第1ラウンドは66で回ったマット・クーチャー(35)ら米国勢3人が首位に立った。

 アンダーパーを目指すはずが、8オーバーというまさかの結果。松山は予選通過ラインが遠のく厳しい展開となった。

 第1ラウンドが行われた前日は「ショットは良くなってきている」と振り返り、手応えをつかんでいたはずだったが、この日は序盤から精彩を欠いた。3番で第2打をグリーン奥にこぼして3オン2パットのボギーが先行。悪い流れを断ち切りたかったが、4番はティーショットを池に打ち込んでボギーとした。直後の5番で3メートルを沈めてバーディーとしたものの、8番ではバンカーからのアプローチを寄せきれず、9番は3パットでそれぞれボギーを叩いた。

 巻き返しを図った後半は13番で10メートルのバーディーパットをねじ込んで意地を見せた。しかし、直後の14番パー3でティーショットを池に打ち込むと、ドロップしてから打ち直しの第3打も再び池に打ち込んで痛恨のトリプルボギー。16番はティーショットを大きく左に曲げてOB。このホールをダブルボギーとし、がっくりとうなだれるしかなかった。

 前週のマスターズでは無念の予選落ちを喫した。初出場の11年に27位でローアマを獲得した思い出の夢舞台。プロとして初めて挑むゴルフの祭典を前に「優勝を目指してここに来ている」と宣言したが、左手首痛に苦しみ、持ち味のショットが鳴りをひそめた。決勝ラウンドはテレビで観戦したが、「リフレッシュはしていない」と悔しさだけが募った。メジャー6戦目にして初めて味わう屈辱を闘志に変えて今週を迎えたはずだった。

 後半に持ち直してイーブンパーとした第1ラウンドのホールアウト後には「粘り強くプレーして予選通過できれば」と前向きだったが、第2ラウンドで大きくスコアを落とす不本意な結果となった。

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2014年4月19日のニュース