藍 今季初の予選落ち 短いパットが不調…「もうちょっと」

[ 2014年4月19日 05:30 ]

第2ラウンド 1番でバーディーパットを外した宮里藍

USLPGAツアーロッテ選手権第2日

(4月17日 米ハワイ州カポレイ コオリナGC=6421ヤード、パー72)
 40位から出た12年大会優勝の宮里藍(28=サントリー)は3オーバーの75と崩れて通算5オーバー、78位に沈み、今季7戦目にして初の予選落ちを喫した。野村敏京(21=フリー)が67と伸ばし通算4アンダーの9位に浮上した。64で回ったアンジェラ・スタンフォード(36=米国)が通算8アンダーで首位に立った。

 悪循環は得意コースでも変わらなかった。宮里は今季6試合を消化して24位が最高。不本意なラウンドが続く中、12年に優勝を飾った大会で復活を期したが、結果は最悪だった。2日間連続のオーバーパーで、今季初の予選落ちを喫し「朝から集中力がいまひとつ上がらず難しい出だしだった」とため息をついた。

 短いパットをことごとく外した。1番は2メートルから3パット。2番は第1打がディボットに入る不運もあって連続ボギーを叩いた。5番も第2打を池に入れてボギー。12番は1メートルをカップに蹴られてバーディーを逃し「入っていれば流れが変わったのに」と悔やんだ。

 今季は得意だったグリーン上での不振がスコアに直結。今大会でもパット数は初日33、2日目34と苦しんだ。昨年10月からパターを試行錯誤するなど迷いは隠せない。今年初めから新たなキャディーを起用したが、今回、別のキャディーとコンビを組んだ。1カ月前には大会期間中の夜に発熱と嘔吐(おうと)で救急搬送されるトラブルもあり、試合に集中しきれない日々が続く。「もうちょっとって感じです」と調子を取り戻すにはしばらく時間が掛かりそうだ。

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2014年4月19日のニュース